企業理念
使う人にとって
本当に使いやすい容器を
これは、私たち新邦工業が常に念頭に置いてきた理念であり、設立以来半世紀以上経った今も決して変わることはありません。
「使いやすさ」とは個々のお客様の環境や条件にぴったりと合い、しかも、時代に即応したものでなければなりません。
水や食糧を獣の皮で作った袋に入れて運んだ太古に始まり、人はそれぞれの目的に適した形や材質の容器を考案し作り出してきました。
そして現代、安全に運べてしかも容易に保管ができるペール缶はそのひとつの進化形として確固としたニーズを得たと同時に物流のグローバル化を見据え、一層の保存性と耐久性を追及しつつ日々進歩しています。
さらに、この地球を守り確実に未来に引き継ぐために『環境に優しく、クリーン度の高い製品』であることも重要な課題と考え着実に取り組んでいかなくてはなりません。
このような使命を胸に、より質の高い生産体制を築き上げ、ペール缶開発・製造のエキスパート企業として一層の努力と研鑽を重ねて参りたいと願っています。
当社の4つの特徴
スチールペール缶の専業メーカー
当社は国内有数のペール缶メーカーの1社であり、その中でもスチールペール缶を専業として特化してきた会社です。
薄鋼板を素材としてバケツ状に成型した容器をスチールペール缶(鋼製ペール缶)といいます。スチールペール缶が持つ5つの優れた特徴をご紹介します。
意匠とは英語で「デザイン」のことです。私たちは日常、鋼製ペール、18リットル缶、4リットル角缶など、種々の金属容器を使用していますが、これらの外面に、多様なデザインの印刷がされていることを目にしていると思います。
これらの金属容器の外面には繊細な印刷が可能であり、今では、技術の向上によって、美術印刷のような、細やかで美しい出来栄えの印刷も可能です。
また、流行のキャラクターを外面印刷して、キャラクターグッズなどを入れて販売しているユニークな缶もあります。このように鋼製ペールは、外面の「美しい意匠性」に特長を持っています。
2)危険物容器として最適
強 度:鋼製ペールには容器用として開発されたティンフリースチールなどの表面処理鋼板を使用しており、更に強度を増すために様々な加工を施した堅牢な容器です。
※危険物用鋼製ペールは、危険物を海上運送する場合に要求されるUN性能基準や、国内の陸上運搬に適用される消防法の運搬容器の試験基準にも適合しており、危険物容器として最適です。
安全性: 鋼製ペールは安全面に関していえば、天板にPLカール(16点の爪部の切断面を曲げている)を施しているため、怪我をしにくくなっています。形状面からみても、円筒形のため角が少なく、安全性が高くなっています。持ち運びするとき、つるに握り(グリップ)がついているので運びやすく、怪我もしにくいといえます。
3)再利用にも多彩な用途
北海道では、ホクレンが、ジャガイモ、ニンジンなどを使用済の鋼製ペールに入れて販売しています。野球やテニスなどのボール入れ、おもちゃ入れ、ゴミ容器などいろいろな再利用の方法があります。また、クッションを付けて椅子や部屋のインテリアとしても最適です。
4)環境に優しい
リサイクル:鋼製ペールは回収され、電炉メーカーや高炉メーカーで再使用されています。
5)場所を取らない
保管と輸送:鋼製ペールは形状・性能が国際的にほぼ統一されているため輸送や保管などの作業が標準化できるという利点があります。テーパタイプは胴体がテーパ状になっているため、積み重ねすることができます。このため保管スペースが少なくてすみ、また輸送効率も優れています。(この利点により、他の容器に比べると保管、輸送費のコストが大幅に下がります。
※ドラム缶工業会「鋼製ペール5つの特長と利便性」より引用
一貫製造
当社は業界唯一の一貫製造ラインを有しています。事業所内に金属印刷工場と部品製造工場を所有しており、協力会社と分業で製造しています。また出荷工程に於いても専属の物流事業者と連携しています。つまり、お客様へ製品をお届けするまでの大部分についてノウハウを持っており製品仕様決定からアフターまでお客様に寄り添ったサービスが提供できます。
安定した生産と供給
当社はペール缶業界トップ級の生産能力(2ライン計70万缶/月)を有しており、単一工場では日本一を誇ります。
また生産拠点の千葉工場は成田空港近隣に所在しており、地盤の強さは折り紙付きです。自然災害により生産活動が長期間停止した事もありません。
安定した基盤で生産することにより、安定供給を実現しています。
技術と品質
スチールペール缶一筋70年、長年に亘って築いてきた豊かな経験と実績を活かします。
磨き抜かれた製缶技術と設備技術を駆使して品質に寄与します。